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​Story

物語

#1 呱呱

7月18日、東京。

悪天の雨の中、傘を差さず空を見上げた異形の男は呟く。

「これは“あめ”と言うのですね」

夏休み初日を迎えた不知火 蛍はイベントに向けて机に向かっていた。

するとインターホンが鳴り、ドアを開けると、そこにはずぶ濡れの男が立っていた。

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